ボクハソウオモウンデス: 14歳からの仕事道

2012/02/27

14歳からの仕事道

14歳からの仕事道っていう本が、28歳になってから読んでも面白い。

「この本読んでみなよ。」っていうありきたりなお勧めで購入したら超絶良かった。

職場の人(僕から見たら大先輩にあたる)に薦められて貸してもらった一冊。
「夢が無い」「やりたいことが無い」「仕事みつかんない」 なんてダルイ事言ってる人は全員読むとイイと思う。

色んな事をゆるーく「あーそういうもんか」と思わせてくれます。

4,5ページ読んで即本棚に欲しい!と自分も購入したにも関わらず「ラスト十数ページを残したまま放置」⇒「内容忘れたな、もう一回最初から読もう」⇒「ラスト十数ページを残したまま放置」⇒「内容忘れかけてるな、もう一回」⇒「全部読み終わってないから返しずらいな」⇒「ラスト十数ページを残し…」を繰り返した本。

タイトル通り中学生をターゲットにしているような読みやすい書き方で、スパーっと読める。ただし、「オトナ」にとっても読み応えがある。

  • 情報が溢れているこの現代って情報が多すぎるがゆえに将来が見にくいってそりゃ普通だよね。
  • 勉強何のためにやるかって?
    「ワケワカンネー」とか思いながらやってみろ。大人になったら「ワケワカンネー」ばっかしだから、慣れとけばいいの。
  • 「個性とか専門性が大事!」とか言ってるけどそんなもんすぐ身につくわけないでしょ。
    それでいてやたら個性的な人は嫌うクセに。
    そんなバカなこと言ってるオトナは無視してしっかり生きてください。結局自分次第なんだから。
  • 挨拶とかアリガトウとかは大事にした方がいいですよ。
    そして色んな事に本気で取り組んでみるといいですよ。
    そういう人は周りの人が助けてくれます。
  • オトナに聞いてみて。「どんな仕事してるんですか?」って。
    ちゃんと答えられる人って案外少ないかもよ。
    そういう時にちゃんと情熱持って仕事してて、ちゃんと答えられるオトナになれたらステキよね。

なんて感じの事をもっと丁寧に紹介してくれる。

ずっと一貫して言い続けているなと感じたのは

「結局は、自分がどーするか。それ次第。」
「若者よ、大いに悩め。本気で悩め。」
「オトナ達よ、自分の仕事に誇りもってやってますか?」

という事。

オトナになったからって、仕事に就いたからって
安心してアグラかいで、自分の保身ばっかり考えてるよーなオトナとか
チャレンジを辞めた「どーせ自分は」的なネガティブでマイナス思考なオトナは面白くないし、あんまりコドモにいい影響与えないので

コドモのみなさん、話を聞くオトナを選んじゃってください。
ただし、「ホントウにエライオトナ」に対しては本気で挑んで下さい。
それは「コドモ」のうちも「オトナ」になってからも。

読んだ本。

増補改訂 14歳からの仕事道 (よりみちパン!セ)

増補改訂 14歳からの仕事道 (よりみちパン!セ) - 玄田有史

著: 玄田有史
出版社: イースト・プレス
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