ボクハソウオモウンデス: 7+7÷7+7×7-7とかいう式の答え(解説付)

2014/01/23

7+7÷7+7×7-7とかいう式の答え(解説付)

7+7÷7+7×7-7を92%の人が間違えるとかいうリンクがバカみたいにFacebookやらTwitterやらに流れてくる。

どうかしてると思う。

ワタシがまだその話題を目にしていなかった時にワタシの友人は困り果ててメールを送って来た。
「7+7÷7+7×7-7って答えわかる?」
見て数秒でお答えしておいた。

「50です。」

しかしその友人ももう20代後半に差し掛かる。解らないワケがない。暫くメールは帰ってこなかったのでひょっとしたらこれは何か引掛けがあるぞ。どうしたもんか。なぞなぞなのか?いや、単にワタシが計算をミスっただけか?などと思ったけれどやっぱり答えは50だ。何度やっても50。

ほらみろやっぱり50じゃないか。
でも検索をかけてみると引っかかるもので、すぐさま画像が出てきた。例の4択である。

4択。コレで92%が答えられないだなんて、どこかの部族かなんかを母体とした調査でもしたんだろうかと心配になってしまった。と小バカにして終わりというのもなんだかサミシイ気がするので、取り敢えずせっかくだし間違いの選択肢についてなぜ間違えるのかを考えてみた。

a:00について

7+7÷7+7×7-7をどう間違えたら0になるのかわけわかんないのだけれどよくよく見ると最後が掛け算じゃないか。多分、「どんな数字にも0をかけたら0になりますよ」っていう小学校の先生がよく言う言葉が印象に残りまくっているのだろう。

(7+7÷7+7)×(7-7)
=(7+7÷7+7)×0
=0

という自分勝手な脳内変換をして0になったんだと予想される。OH人はなんと自分勝手な生き物なのだろうか。

(7+7)÷(7+7)×7-7
=14÷14×7-7
=1×7-7
=0

かもしれない。足し算好き過ぎ。いずれにしても自分勝手な理屈な気がしてならない。

b:08について

どんどん行こう。

7+(7÷7)+7×(7-7)
=7+1+7×0
=8+0
=8

だろうか。これも0が好き過ぎ。もしくは a(b+c)+d(e+f) みたいな分配法則が頭の中に残りまくっていて何となくその形にしたのかもしれない。

d:56について

何で間違えたのかって、正解より難しいかも。

7+(7÷7)+7×7-7
=7+(1+7)×7-7
=7+8×7-7
=7+56-7
=56

かなぁ。もう?しか出てこないけどこれ以外に思いつかなかった。

しかしながらみんな「算数・数学なんて大キライ!」なんていいながらなんて算数が好きなんだろう。
「7×6」はマルで「6×7」だとバツ!?
なんていう話題が記憶に新しいけれど、算数について知らない・解らないと恥ずかしいっていう思いがあるのかな。まぁ、コレは計算に単位を導入しているという話であって今回の計算の順序の話なので少し話は違うケド。

そういえば計算の順序で面白いなと思った動画が確かあった。

The Order of Operations is Wrong

 

四則演算の計算順序は

  1. 基本的に左から計算する。
  2. 括弧()で囲まれた部分があればそれを先に計算する。
  3. 足し算、引き算より先に掛け算、割り算を計算する。

です。この方法でやれば間違いなく50がでます。

小学校で習っているはずだけれど、多くの人が間違えるという事は定着していないんだきっと。だけど確かに小さい頃から今でもそうだけど、なんでそうなるのか納得できない事ってなかなか覚えられないきがする。小学校のセンセーは教えてくれなかっただろうし、多分説明出来る人もそうそういないと思う。(クソ難しい話にもって行くならちょっと別だけど。)それもそのはず、悲しい事にコノ順序で計算するのって実は“ただのルール”なの。

同じ式を書いて複数の解釈で答えがバラバラになるのはまずいので決めただけ。数学なんてそんなもん。理由が無いと納得できない!という声が聞こえて来そうですが、定義ってのはそういうもんで、嫌だったら別の定義を作ってそれよりイイ物作るしか無いんですよね。ユークリッド幾何の定義を変えて非ユークリッド幾何を作った偉い人のように。

結論

よくわかんないルールっていっぱいあって嫌になるけれど、定義には従わないと困ることが多いです。それが嫌ならもっとイイ定義作って矛盾なくやってのけるしかないです。でもワタシはそう言う人好きです。という結論所か明後日の方向に向かって書き殴った気しかしません。コレが駄文ってやつかなーと思いながらお布団に入りますオヤスミナサイ。

取り敢えず、大人になっても単に計算が苦手な人は計算練習でもするか素敵な計算機でも買うといいです。