掃除をする理由って何? 超めんどくさいんですけどー。
掃除が面倒くさいのは良く解る。
僕も好きじゃなかった。だって僕の部屋じゃないし。
別に多少汚くなって死ぬ訳でもないんだから別にやんなくてもいいんじゃね?
そんな僕の昔話とちょっとした小話を少しだけ聞いて欲しいんです。
なぜか毎日掃除してた。
若い頃僕は服屋さんで働いていました。そんなに大きな店でもないし、そんなに有名な店でもありません。
当時はオーナーが2人、店長が1人、あとは僕(バイトみたいなもん)の4人でした。
毎朝出勤すると開店前に掃除。開店してもお客さんが来ない時は掃除。そして閉店前に掃除。掃除掃除掃除。。。
ある日僕は聞いてみました。
「そんなに掃除しなくてもキレイじゃないっすか?」
するとオーナーに言われました。
その時は「ふーんそうかぁ。」と思っていました。
割れ窓理論(Broken Windows Theory)
コレを知った時に全部繋がった気がした。
取りあえず割れ窓理論について、wikipediaさんのお世話になろうと思う。
割れ窓理論(われまどりろん、英: Broken Windows Theory)とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング(英語版)が考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。ブロークン・ウィンドウ理論、壊れ窓理論ともいう。引用元:wikipedia
つまり、良くない環境や小さな良くない因子があると連鎖反応的に犯罪って起こっちゃうよ。人ってそういう繊細な精神の持ち主なんだぜって感じでしょうか。
ベコっと凹ませた車と、ピカピカの新車を放置してみる。
汚い郵便受けと、ピカピカの郵便受けに現金入りの封筒をさしておいて放置してみる。
すると窓の割れたビルは残りの窓も全部割られて落書きだらけ。
汚い車はタイヤから何から全部盗まれる。
汚い郵便受けの封筒はすぐ取られちゃう。
実際に実験したそうで、流石アメリカ。
ディズニーランド•ディズニーシーも実践してるらしい。
日本で有名な実践例はやっぱりディズニーランドでしょうか。ちょっとしたキズや塗装の剥がれなんかも夜中のうちに直しちゃうそうです。
その結果客のマナーも良くなり、かつ気持ちよくなるのであれだけ集客があるんでしょう。
他に有名な実践だとニューヨークの電車の落書きを全部消したら犯罪率が激減したってのがありますね。(参考:線路巡礼♪)
確かに、キレイな環境の方が色々効率上がる気がするもんね。
学生の頃、テスト前になるとなぜか部屋の掃除したくなったりしました。だいたいキレイな環境になると勉強って捗っていたような。 もしかしたら本能的にそういう風にしたくなっていたのかな。
そういう事も含めて、全ての負の要素となる目を摘んどけって意味だったのかな毎日の掃除って。と勝手に思っています。
まとめ
この話、自分の部屋も、教室も同じ。そして人も同じ。そう思ってます。
キレイなピカピカなモノって丁寧に扱うけど、汚いボロボロのものって結構粗末に扱っちゃわない?
道路にさ、ポンって1個ゴミが捨ててあったらさ「まいっか。」ってなってゴミ捨てちゃわない?
同じように、チャラチャラした人って適当に扱っちゃいませんか。
自分自身の成長の効率を上げるため。
そしてそこで過ごす人が、そこに訪れた人が気持ちよく、丁寧に人に接するため。
そんな空間を創るタメに毎日掃除してるのかなって僕は今の所思うワケです。