何この人。ダメ人間描くのにイイ味出し過ぎ。好き。
浅野忠信が主演の映画ですが、シュールな内容がとてもイケてるなぁと思ったら原作の漫画があるじゃありませんか。
コレはと思い、いそいそとAmazonで検索をかけてその日のうちに「ねじ式」そして「無能の人・日の戯れ」の2冊を購入。
取りあえず読んでみるかなと思い、読んでみた次第でございます。
(ネタバレ有りでございます。ネタバレまではしてないつもりだけど一応そう書いておきます。)
2冊しか読んでないけど、心が。ワタシのココロガー。
ねじ式は奇天烈過ぎ。
映画でも観たねじ式は奇天烈って言葉はこういうのを表現するためにある言葉なんだなって思う感じの意味の解らなさ。
僕はこういうのは大好物というか、取り留めも無くぶっ飛んだ話を展開できる思考回路を持ってる人って羨ましいなって思うのでドキドキしながら読めました。
無能の人・日の戯れは読んでると落ち込みます。
あんまり詳しくは無いのだけれど、どの短編もとにかく「能なし」かつ「甲斐性なし」という言葉がこれでもかってくらい当てはまる主人公。
人の話に考え無しに飛び込んだり
女のひもになることに抵抗ゼロだったり
家族を喰わす事もできないくせに、無駄にプライドだけあったり
意味不明な事を仕事にして稼ぎゼロで家族を苦しめたり
そんな話だけれど、どの話もとても短いのにとてもゆっくり時間が流れているような印象を受けてしまい、これまたダラダラと読んでそのダラダラさに自分で暗い気持ちになったりします。
これでもかってくらいダメ人間っていう感じなんだけれど僕は自分もこんなタイプなような気がしてしまってまた暗くなります。
ダメ人間書かせたら日本一かもしれないなこの人って思った。
人に薦められるかなって考えたけど。
両方薦めました。
ねじ式みたいにぶっ飛んだ世界観って大好きで憧れるのでそんな人が増えたらいいな!みんな読んだらいいんだ!って思ったし
無能の人・日の戯れみたいなダメダメワールドは暗い気持ちになるのでみんな読めばいいんだ!って思ったからです。
映画・漫画共に薦めます。
というか自分が暗い気持ちになった記念を残しておきたくてWeb上にメモしておきます。
読んだ本とか。
ねじ式 (小学館文庫)
著: つげ 義春 出版社: 小学館 発売日: 1994/12/14 定価: ¥627 売価: ¥627 中古価格: ¥119 ジャンル: Book メディア: 文庫
無能の人・日の戯れ (新潮文庫)
著: つげ 義春 出版社: 新潮社 発売日: 1998/03/02 定価: ¥853 売価: ¥853 中古価格: ¥288 ジャンル: Book メディア: 文庫
ねじ式 [DVD]
監督: 石井輝男
発売元: ケイエスエス
発売日: 2003/03/28
定価: ¥5,184
売価: ¥1,180
中古価格: ¥4,847
ジャンル: DVD
メディア: リージョン2
(追記)
無能の人も映画化されているのか!
監督・主演 竹中直人だと。。。観よう。
無能の人 [DVD]
監督: 竹中直人
発売元: ジーダス
発売日: 2005/10/14
定価: ¥4,104
売価: ¥1,195
中古価格: ¥3,463
ジャンル: DVD
メディア: リージョン2